1歳半健診で専門家は何を調べる?発語や社会性の発達について解説

2019年11月13日

1歳6ヶ月頃は、子どもたちが大きく発達することの多い時期です。

自治体でも乳幼児健診(1歳半健診)が行われていますね

1歳半健診で、子どもたちのどのような部分をチェックしているのか解説していきます。

1歳6ヶ月の子どもの発達

まずは、1歳6ヶ月頃の子どもの発達についてみていきましょう。

1歳6ヶ月でできるようになることの目安

  • ひとりで歩くことができる
  • 理解できることばが増えてくる
  • ほしいものを指さしで伝える
  • 意味のある単語2~3語を話す
  • バイバイなど動作の模倣ができる
  • 積み木を積むことができる
  • 簡単なごっこあそびができる

※子どもの発達には個人差があるため、この時遅れがあっても徐々に発達して追いつくことも多いです。

1歳6ヶ月頃の子どもは、指さしでほしいものを伝えたり、簡単な単語や指示の理解なども可能になってくる時期です。

社会性以外には、歩き方や、手先の器用さについてもみています。

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指さしできるかのチェック

指さしができるかを確認します。

指さしにの種類には次の3種類があります。

  • 共感の指さし:「あれ見て!」
  • 要求の指さし:「あれとって!」
  • 応答の指さし:(車はどれ?)「これ!」

共感の指さしと要求の指さしは、だいたい1歳頃までにできるようになることが多いです。

応答の指さしは、1歳6ヶ月前後からできるようになります。

指さしは社会性の発達の目安にもなるので重要なチェック項目です。

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ことばの理解のチェック

応答の指さしが可能であると、ことばの理解についてもチェックできます。

  • 身体部位についての理解
  • 簡単な単語(名詞)の理解

これらを確認することが多いです。

身体部位では、「頭はどこ?」「お腹さわって」のように聞きます。

単語(名詞)の理解では、絵を見せて「犬(わんわん)どれ?」「車(ブーブー)どれ?」のように聞きます。

ことばは理解→表出(発語)の順に進むので、ことばの理解ができていれば、おしゃべりにもつながることが多いです。

また、正答できなくても、質問に対して指さしで答えられているかという応答の指さしについても確認しています。

遊び方のチェック

おままごとセットやぬいぐるみを用意して、簡単なごっこあそびができるかどうかをチェックします。

  • 食べるまねや飲むまねができるか
  • ぬいぐるみに食べさせたりできるか
  • おもちゃを別のものに見立てて遊べるか
  • 大人からの働きかけへの対応

など、子どもの遊び方や人との関わり方、見立て遊びについてみています。

ものを別のものに見立てて遊ぶ「見立て遊び」の能力も発達に伴ってできるようになるので、おままごとで確認することが多いです。

終わりに

今回は、1歳半頃の子どもの発達について紹介しました。

子どもの発達には個人差があるため、この時ゆっくりでも、徐々に発達して追いつく場合も多いです。

しかし、もしも発達障害の傾向がある場合は、早期からの発達支援が必要になります。

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どうぞお気軽にご相談くださいね。

オンライン「ことばの相談」内容とおうちセラピーのプログラム例