プログラミング教育必修化で逆にプログラミングが嫌いになるかも?
みなさんこんにちは!プログラミング講師のTakeshiです。
2020年に始まる小学校のプログラミング教育必修化に向けて、授業内容の整備が急ピッチで進められています。
ただ、プログラミング教育によって、子どもがプログラミングを嫌いになる可能性が危惧されています。
プログラミング教育が子どものプログラミング嫌いを招く恐れがある4つの理由を紹介したいと思います。
プログラミング指導者の不足
最も大きい理由の1つがプログラミング教育を指導できる人材が小学校には不足していることです。
現在の小学校の先生は、教員免許を取得する際にプログラミングについてほとんど学んでいません。
そのため、カリキュラムだけがいきなりやってきて指導するという状態になっています。
- サッカー経験者から教わる
- サッカー未経験者から教わる
上記2つの場合、前者の経験者からサッカーを教わる方が生徒の理解が進みます。
しかし、現状ではプログラミング経験者の指導者が圧倒的に不足しています。
プログラミング指導力は教師間の個人差が激しい
プログラミング経験者の指導者が少ないことから、指導力は個人差が大きく生じると考えられます。
その結果、先生によっては上手な教え方でプログラミングに楽しみを覚える生徒がいる反面、下手な教え方でプログラミングがつまらないと感じる生徒も出てきます。
プログラミング経験者の割合から考えると、未経験で教え方も上手でない先生のほうが多いと推測されます。
つまらないドリルの問題を解かされることも
プログラミングの教え方のレベルを各小学校で同程度にするために、ドリルなどの教材を導入することが考えられます。
しかし、ドリルを解くことは、単なる勉強の一部と捉えられてしまいがちです。
プログラミングを好きにならずに、逆に嫌いになってしまうことが危惧されます。
今の子どもたちが大人になったときはますますデジタル化が進んでいるため、プログラミング能力がないと社会人として生き延びるのも難しいです。
プログラミング授業の評価が難しい
プログラミングの科目ができた場合、その授業を受けた生徒の評価を行うのが難しいです。
本来プログラミングを学ぶことで、子どもたちの自由な発想力・創造性を育むことができます。
しかし、小学校では、そうした自由な発想や創造性を評価せず、予めカリキュラムで与えられた正解と同じプログラムしか認めないといったことも起こりえます。
その結果、自由で素晴らしいプログラミングの才能がある子どもの可能性の芽を摘んでしまう恐れがあります。
まとめ・終わりに
今回、2020年小学校プログラミング教育必修化によって、子どもたちがプログラミングを嫌いになる恐れがある4つの理由を紹介しました。
通常プログラミングは、自由な発想力と創造性を育むことができ、子どもたちの発達にも大きな効果を発揮します。
しかし、現状の小学校にはプログラミングを指導できる先生が少ないため、カリキュラムで縛った指導や、プログラミング未経験者の指導によって、プログラミングがつまらないと感じてしまう危険性があります。
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