子どもにもマインドフルネスを。感情のコントロールやストレス対処能力を育む

2020年1月25日

どうも!キッズヨガインストラクターのSayakaです♪

キッズヨガでは、呼吸を大切にしています。

自分の呼吸に意識を向けることで、落ちついて行動できるように、情緒を安定させたりリラックスさせる効果があります。

おちつきのない子の中には、心の波のふり幅が大きく、気持ちが不安定になりやすい子も多いです。

ヨガの中で心を安定させる練習をすることで、日常生活でストレスを感じた時にも、落ちついて行動できるようにしていきます。

今回は“呼吸”と“ストレス”に視点をおいて、マインドフルネスという考え方をご紹介致します。

“マインドフルネス”のすすめ

普段何気なく過ごしているなかで、少しの我慢や気づかないストレスは、身体をよくも悪くも刺激しているもの。

例えば、電車や車、町のいたるところで、音、人、匂い、揺れる感覚、気づかないような当たり前のような感覚が、私たちのからだと心を刺激しています。

毎日のように頻繁に、身体のどこかで不快を感じているものを続けていくとその人の心と体はどうなっていくでしょうか。

「適度」というものは人それぞれですが、頭の中も体力もなにか夢中になったり頑張りすぎていると、いっぱいいっぱいになっていずれパンクしてしまいますよね。

その“何気ない日常”を一旦おやすみして、今この瞬間の自分の身体、先入観、偏見や思い込みなど、ありのままの自分に気づくことがマインドフルネスです。

良い悪いといった判断もせず、誰かや過去の自分と比較せず、ありのままを受け入れていきます。

頭の中がスッキリリセットされリフレッシュできます。

やってみよう!マインドフルネス

大人のマインドフルネス瞑想というと、座って目を閉じてという方法が思い浮かびますね。

実は、瞑想にもたくさんの方法があるのです。

子どものマインドフルネスって具体的になにをするの?と思いますよね。

子どもたちに「頭を空っぽにしなさい」、「目の前の瞬間に集中して」とことばで伝えても、混乱させてストレスを与えてしまうだけです。

大人でも「頭を空っぽにする」って実はすごく難しいです。

ぬいぐるみのような目に見えるものを、「呼吸するお友だち」に見立てると、子どもは呼吸に意識を向けられるようになります。

目で見える物、感じられる物、味わえる物でも、マインドフルネスの練習は可能です。

マインドフルネスの方法を2つご紹介します。

子どものマインドフルネス:例1「呼吸」

いろんな動物になりきって呼吸を繰り返します。

カエルといえば、ジャンプする印象も強い気がしますが、「カエルが静かに座っているときカエルのお腹はどうなっているかな?」と問いかけます。

ふくらんだり、へこんだり、動物になりきりながらゆっくり呼吸に意識を向けることで、落ち着いて行うことができます。

子どものマインドフルネス:例2「海」

テーマの“海”を、子どもたちに好きなように描いてもらいます。

絵を描いている間も、その子のイメージしたものをそのまま受け入れます。

子どもがお母さんと絵画に挑戦している様子

「これは魚だよ」「貝もいるよ」と、楽しそうに絵を描く子もいれば、無我夢中に色を塗る子もいる。

海が青と決まっているわけではありません。

もしかしたらオレンジで夕方の海を描く子もいるかもしれない。

十人十色といえるように、人がいればいるほど、たくさんの種類の海が表現されます。

そこに正解不正解はないです。

わたしは絵画の心理学に詳しい専門家ではないので、黒い海だから病んでいるとすぐに決めつけません。

ありのまま、その子の想像した描いた絵を受け入れていきます。

まとめ・終わりに

今回の記事は、マインドフルネスの考え方について紹介しました。

いつもやっていることも、もしかしたらマインドフルネスしているかもしれません。

マインドフルネスは、子どもにとっても、心を安定させたり、ストレスに対処できる力が身に付いたりと、良い効果がたくさんあります。

忙しい日々のなかで、呼吸に意識を向けたり、頭を空っぽにする時間って、大人でもあまり取れないですよね。

レッスンについて

現在、マインドフルネスやキッズヨガを取り入れたレッスンの新規お申し込みは受け付けておりません。